著者は1998年に山梨と長野の県境にある山里に家族で移住。
「こんなに素敵なところに住んでしまって大丈夫なのだろうか?」、そんな不安を抱えつつも、「科学技術がこれだけ発達した今、都会に密集して暮らす必要はないのではないか? 山や海へと人が分散し、必要以上にお金を稼がなくても、十分に楽しく暮らしていけるのではないか?」そんな思いが、移住を後押ししました。
著者が目指したのは、”ヒトも生態系の一員として暮らすこと”。虫や草を無闇に排除するのではなく、その力を借りながら自然の恵みをありがたくいただくというのが基本の姿勢です。
タイトルにある「自給知足」という言葉は、著者が生み出した造語。自給的な暮らしを土台にしながらも「無理はせず」「足るを知る」をモットーに、好奇心優先で、暮らしに関する面白そうなとを少しずつ積み重ねていく。そうすることで、過程を楽しみながら、お金をそれほど必要としない暮らしを実現しよう、という思いが込められています。
本書で紹介する数々のアイデアや工夫は、そんな自給知足の暮らしの中で育まれてきたもの。山里に暮らす読者にとって有意義なのはもちろんですが、山里に暮らさずとも災害時の知識としても立ちそうなノウハウが詰まっています。読み物としても刺激的で、ソローの『森の生活』現代版ともいえる、アイデアに満ちた新しい暮らしの提案書です。
第1章 自然の生態系に踊らされる虫草農法のススメ
第2章 雑草と呼ばれる野草たちとも仲良く暮らしたい
第3章 魔法の箱、コンポスト図鑑
第4章 時間を売らずにお米をつくろう!
第5章 コウジカビを育ててお米を醸そう!
第6章 美味しいパンのタネのまき方
第7章 自給知足の道具術
第8章 充電式工具を「Powered by 太陽」で使おう!
第9章 キノコたちは美味しくて、美しくて……ちょっと怪しい
第10章 山の恵みが支えてくれる寒山の春の食卓
第11章 ニホンミツバチと共棲しよう!
第12章 変化のスピードを緩める里山管理と伐採
第13章 体と心、それに懐も温めてくれる薪仕事の楽しみ方
第14章 体と心、そして胃袋も満たされる薪ストーブ料理のススメ
第15章 化石燃料を使わずに自動車を走らせたい!
発売日 : 2025/10/9
単行本(ソフトカバー) : 176ページ
ISBN-10 : 4651205437
ISBN-13 : 978-4651205434
寸法 : B5(25.7 x 18.2 x 1.2 cm)